夏になれば身体が勝手に元気になると思っていたがそれは間違いでただひたすら精神をすり減らしながらバイトをしている。そろそろ疲れた。格安ビジネスホテルで死ぬほど雑な朝食バイキングが食べたい。
朝起きて館内着のままバイキング会場に向かって受付で眠そうにしてる人に挨拶してから席に座りたい。それで座る椅子は完全に綺麗な感じじゃなくて少し小汚いと逆に風情が出る。経営が不安になるくらい汚いイスだとむしろアリ。
メニューの種類も少なくていい。逆に少なすぎて怒りを覚えるくらいのラインがちょうどいい。でもあまりにも少なすぎると怒りを通り越して何か不安になるのでその辺のラインの見極め方が難しい。僕はパンが好きだからパンにつけるジャムの種類はいちごジャム以外に、もう1種類くらいあると嬉しい。なくても1種類あれば嬉しい。
パンを焼くトースターの電源が抜けてたりするといい。電源がついているものの壊れてたり変な音がすると逆にいい。こういうところにクレームを入れる馬鹿は人間としての基礎が出来ていない。
スクランブルエッグもしっかりしたやつじゃなくて、なんか心が不安になるくらいグチャグチャでも大丈夫。美味しそうだな~って思いながら自分のお皿に取ってみたら形が崩壊してもいい、むしろアリ。インスタに載せないし。
コーンスープはあると嬉しい。コーンスープ、大事なポイント。それにコーヒーがあった瞬間にその日は勝利が確定する。今までずっと5戦連続未勝利戦7着だった馬が蛯名に乗り替わりで一気に1着になる感じ。
それで数少ないメニューと胃袋と相談しながら自分の好きなモノだけをお皿に載せたい。多分こういうバイキング会場にはインスタ映えを気にしながら盛り付けしてるニンゲンは1人もいないし、いてはいけない。格安朝食バイキングはインスタの時間じゃなくてニンゲンのエサの時間なのだから。
デザートは雑に切られたフルーツもいいけど、やっぱり普段は食べないような量のヨーグルトをまとめて食べたい。雑に切られたフルーツも少し添えて、盛り過ぎた事を若干後悔しながら全部食べたい。
おなかいっぱいになって、食べ過ぎたことを後悔しつつ、固いベットで二度寝したい。
そのまま死にたい。
コメント