やる気というものはそもそも存在しないみたいな文章を読んだ。作業していくうちにやる気が出て、作業しなければやる気が生まれない。なるほど、確かにと思いながら自分も実生活に落とし込んでみる。部屋の掃除も本棚の整理も、やろうやろうと言いながら放置していたが、やりはじめたら止まらない。これが作業興奮か。多分ブログでも仕事でも同じでやり始めたら、案外脳はノリノリになる。5分やってもノリノリになれなかったらやめればいい。その時は脳が疲れている。
少し前から副業をしている子の応援をしているが、彼を見ていると作業興奮を無意識のうちに味方につけているなと思う。実際に忙しい中で時間を作り、その中でやりきっている。私も死にかけている場合ではない、作業興奮をという脳の特性を使わなければいけない。
ここ最近は月に10冊前後のペースで何かしらの好きな本を読んでいるが、これも作業興奮によるものかもしれない。通勤用のバッグに2冊、サウナ行く用途のバッグにも2冊、机の隅に読みたい本を1冊、など色々なタイミングで本を読みたいトリガーを作っておいて、ふとしたときにスマホよりも本を手に取るようにしている。最初は数ページだけ読むつもりが読み始めると止まらなくなって、全部読み切ってしまうことも珍しくない。そう考えると良い作業興奮と悪い作業興奮があることにも気づいてきた。
作業興奮と関係ないかもしれないが、公営ギャンブルなんかも一度やりだしてしまうとそのレースだけではなく次のレースが気になったり、そのさらに次のレースが気になり、最初は数十分楽しむつもりが気づいたら1日が終わってしまうなんてことがよくあると思う(心当たりがある人もたくさんいると思う)
貴重な休日とお金がわずかなきっかけでなくなってしまうなんてことはよくある(ありますよね)。
結局やるまでがめんどくさいんだ。本当にやるまでがめんどくさい。本だって読み始めれば面白いのに、読み始めるまでにハードルを感じるし、仕事だって別にやりはじめればそれなりに面白いのにやり始めるまでの心理的ハードルが高い。やるしかないのだ。散歩だって、一歩外に出れば結構楽しい。歩きだせば色々なところに行きたくなる。
無意識のうちに「期限があって、大事なこと」は大体の人がやれている。でも「期限がなくて、大事なこと」は期限がないが故に全然できないのが現状だ。でも緊急性が低くて大事なことこそ、本当にやっていかなければいけないのだ。私の場合はこのブログ以外の運営サイトの更新だったり、動画編集の勉強だったりと色々ある。
もう気づいたら11月も終わろうとしている、1年なんてあっという間だ。結局1日の積み重ねだから毎日少しずつでもいいからやっていくしかない。終活は馬鹿馬鹿しくなってきたので一旦やめて、健康太郎を目指していきます。
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