私の勤めるホワイト企業には朝礼があって、全員で社訓を絶叫する。偉い人になればなるほどでかい声を出して社訓を読んでいる。私もでかい声には自信があるのでなんとなくでかい声をだして、いかにもやる気があります!みたいな雰囲気を出している。出しているが、所詮雰囲気だけなのですぐに見破られてしまう。私は結局この会社に馴染むコスプレもできないんだなと思いながらTwitter(X)に愚痴を呟く。
毎朝の朝礼の後には全国の支店から集められたいい話みたいなのが紹介されるコーナーがある。昨日は支店のみんなで力を合わせたら過去最高の売り上げを達成することができました!努力は必ず報われる!という話だったのだが思わず笑いそうになってしまった。そんな簡単に言い切っていいのか?とか、努力は必ず報われるなら受験に落ちたやつらはどうなるんだ?みたいな話になるんだけど、私が多分斜めに見すぎているだけかもしれない。ここで目を輝かせながら「そうか、支店のみんなで力を合わせればいいんだな!努力は大事だな!」とか思えたらいいんだけど、残念ながらそうは思えなかった。
もしも、こんな感じのキラキラした人間だったらこんなブログも書いていなかったかもしれない。
昨日は業務時間前に自分のPCを開いて好きなことをしていたら情報漏洩の危険性があるとかいって非常に怒られた。なんなんだよ、なんの情報だよと心の中で思うも謝るしかない。お前の持ってるスマホでも情報漏洩できるだろ、なんでPCはダメでスマホがいいのか説明してくれよ。と喉元まで出かけるも、あくまでも下の立場の人間なのでブログで書いてみんなに話を聞いてもらうことくらいしかできない。きっつ~。
これでいろいろ思い出してきた。そうだ、私の今いる職場ではPCを使うとカッコつけてるとか色々言われるような環境だったんだ、それも40歳過ぎた上司が率先して言っている。地獄かよ。支店が1つになる前に1つ1つに分裂するほうが先なんじゃないのかと考える。ショートカットキーもあまり使わないほうがいい。以前、すべてマウスで作業をしている先輩に向けて「ここはショートカットキーを使うと楽になりますよ」みたいなことを言ったらお礼を言われた後に陰口を言われていた。きっつ!ショートカットキー使えよ!と思いながら、きっと退職していく。
このブログを読んでいる人ならきっとショートカットキーの優秀さや、便利さに気づいているが、きっと世の中にはショートカットキーに抵抗がある人もいるから無理に他人に強要しないほうがいいってこともわかってきた。今の職場にはいろいろな気づきがある。毎日が勉強だ。とにかくでる杭は徹底的に打たれるので、おとなしくしていたほうがいい。
入社してから半年くらいたった私は「○○の部分で改善したほうがいいと思うことありますか?」みたいなことを社内掲示板で聞かれたときに、気合を入れて現状ダメなところと改善方法を2,000文字くらいまとめて書いた。社内でそれに対して書いたのは私だけだった。後日先輩に呼び出しを受けて「生意気なんだよ」といった内容のお話(説教)をこっぴどく受けた。(きちんと防犯カメラのない部屋に連れていかれました。こわいね。)
結局その案が使われることもなければ、問題提起されたままその件は終わりを迎えている。もう29歳にもなるのに世の中の暗黙のルールやシステムを理解することができていない。生きるのって難しい。それでも給料日になったらきちんと給料が支払われて、有給も取れるらしいのでホワイト企業だ。一度給料未払いや最低賃金を切りながらのサービス残業を続けた人間からすると、こんな環境でも天国に思える。
今度働くことになったら、面接の最後では「御社ではショートカットキーを使っても大丈夫でしょうか?」ときちんと確認するようにしよう。「はい、我が社ではショートカットキーの利用を推進しています」みたいな回答が返ってきたらそこで働かせてもらおう。うん、そうしよう。未来はきっと明るい。
コメント
コメント一覧 (1件)
小さい企業では(偏見)他人の優秀さを認められない人類が一定数いますね。
そんな人達は過去の栄光に囚われながら、愚痴しか言いませんね。
「この会社おかしい!」と言いながら既得権益を貪りながら、美味しい汁を吸い尽くす。
そんな環境は自らおさらばするぜい!!(自戒