クリスマスのことを思い出すと幸せなことが多かったのは良いことだと思う。小さい頃はサンタクロースに向けて手紙を書き、起きたら本当にプレゼントが置いてあった、何度も中身を確認して朝から弟とゲームやおもちゃで遊んだのを覚えている。
10歳にならないくらいでサンタクロースの正体に気づく、そうだ、そもそも施錠してある家の中に入ってこれるわけがないのだ。家には煙突もなければ暖炉もない。サンタクロースの財源や移動方法なども現実的ではないことに気づきだした。
私が12歳くらいの頃弟もなんとなくサンタクロースの正体に気づいたみたいで、茶番を楽しんでいたらいつの間にかサンタクロースのほうから直接好きなものを買ってくれるようになった。起きてプレゼントがあるのが良かったんだけどな~と話していたのがつい昨日のようだ。
クリスマスの日は何故か夜更かししてても怒られなくて、夕飯の後にお菓子を食べても大丈夫で、ケーキもチキンも、なにか大人のワインのようなジュースが飲める不思議な日だった。おそらく仏教徒であろうじいちゃんやばあちゃんも一緒に食事をして、みんなで楽しく食卓を囲んでいた。
サンタの正体に気づいたとき、自分もいつかはサンタになるんだ…と思っていた。
現実を見てみよう。ブックサンタで寄付をして誰かのサンタクロースになれたかもしれないが、特定の人のサンタクロースにはなれていない。それどころか実家を守る化け物みたいな存在になりつつある。朝から冷水シャワーを浴びて絶叫している。わけのわからない朝礼でも社訓を元気に読んでいる…。ただこれだけを見ると10歳の頃の自分は絶望してしまうかもしれないが、楽しく毎日を過ごしているから安心してほしい。
夜中にラーメンを食べても怒られないし、10歳の頃は知らなかったサウナや、TFT、短歌、麻雀や競馬、散歩、ドライブなど楽しいことに囲まれて毎日過ごしている。案外悪くない。しかもクリスマスプレゼントと言って、美女から自撮りまで届いていたぞ。羨ましいだろ、10歳の自分。20歳から25歳くらいが希死念慮のピークでマジできついと思うけど死ぬんじゃないぞと何度も言いたい。
ある人の話によると30代はめっちゃ楽しいらしい。メンタルも少しずつ、少しずつ楽になってくるらしい。だから死ぬんじゃないぞ。
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