3回くらい読み返しているがやっぱり面白い。結末がわかった上で読んでも面白いからこの本は傑作だと思う。あらすじを簡単に説明すると以下の通りだ。(Amazonより引用)
神降市に勃発した連続猫殺し事件。芳雄憧れの同級生ミチルの愛猫も殺された。町が騒然とするなか謎の転校生・鈴木太郎が事件の犯人を瞬時に言い当てる。鈴木は自称「神様」で、世の中のことは全てお見通しだというのだ。そして、鈴木の予言通り起こる殺人事件。芳雄は転校生を信じるべきか、疑うべきか?
Amazon(神様ゲーム)
謎の転校生である鈴木太郎が物凄く良いのだ。自分のことを神様だと言い張る鈴木君や、小学生ならではの描写、臨場感、どれをとっても傑作だ。またこの本は小説にしてはとても薄い。読みやすい。話も恐ろしいほどテンポよく進むのだ。
最初から最後まで読み切った後、多分また最初から読みたくなったり、考察記事を読みたくなると思う。そんな感じのオススメ本なんだけど、小説をオススメするのって難しいですね。くわしく書こうとするとネタバレになっちゃうし、ぼかそうとすると魅力が伝わらない。うわ~難しすぎる。
そもそもこれを読んだキッカケはタイトルにそそられて読んだんだけど、読み始めてから読み終わりまで一気に駆け抜けてしまった。このくらい一気に吸い込まれた。自称神様の鈴木君がいい味を出していて、自分が何歳で死ぬのかを予言してきたりなど薄気味悪い雰囲気も良い。
何でも知っているから退屈なんだとしながら小学生をしているのもなんだかいい。今思うと小学生の頃って色々知っているようで何も知らなかった。まさに大人が読みたい児童文学みたいな感じなのだ。(内容は全然子供向きではないのも注意が必要です。)
読書の秋で何か読むもの探している人がいたら是非読んでください。
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