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心療内科の待合室はジャングル

待合室には病人が多くいて、みんなどこか苦しそうな表情をしている。あまりにも混んでいて、座る場所もなければ立って待てる場所もない。外にある喫煙所から戻ってきた人のにおいが外の空気と一緒に流れ込んでくる。

貧乏ゆすりをしている人たちのリズムはみんなバラバラで自主練をしているドラマーみたいだし、マナーモードを知らない主婦は大音量を響かせながら一生懸命何かの文字を打っている。

私も対抗してこのブログを書き始める。この病院の人気はすごい。1時間待っても呼ばれる気配がないし、待っている間に体調が悪くなりリタイアしてしまう人も出てくる始末だ。みんなじっと耐えている。私もその一員だ。

最近もうダメなんじゃないかと思う出来事が次々に起こっているが、案外ダメじゃないことに少し時間が経って気づく。気づくまでの時間、落ち込んだり、希死念慮がやたら強くなるから厄介だ。何も考えたりしなければいいのにとか考えてしまう。きつい。

みんなじっと耐えて大人しく待っているのを見ると人間は本当にすごいなと思う。本当は辛いと主張して暴れたり、「ぐえー」と、ぐったりしたいはずなのに、きちんと人間のカタチを保って耐えている。すごい、すごいよ。

私はきちんと人間のカタチを保てているだろうか。

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この記事を書いた人

一生懸命生きています。

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