日本競輪学校の倍率は、○○倍以上?!

時速70キロを超えるスピードの自転車で走り去る強靭な肉体を持つ競輪選手。

彼らの多くは、競輪学校を卒業し、国家資格を取得した人たちばかりです。

今回は、そんな競輪選手になるために入学する競輪学校について説明します。

日本競輪学校はどこに何校ある?

日本競輪学校は日本全国で静岡県に1校しかありません。加えて、競輪選手になるためにはほとんどの選手がこの学校を卒業する以外に道はないと言います。競輪選手になるためには、「競輪選手資格検定」という国家資格に合格しなければなりません。この試験は非常に難しく、独学で合格できる人はほとんどいないのです。そのため、競輪選手を目指すためには、まず競輪学校への入学を目指すこととなります。

日本競輪学校への入学倍率は、約10倍です

日本競輪学校の入学倍率は、約10倍です。10人が志願して、1人しか入学できないため、その試験は熾烈を極めます。また、今では10倍前後の倍率ですが、入学希望者が多い場合には、その倍率は17倍を超える時代もありました。これは、競輪がオリンピックの種目になっており、人気が高いことも影響しています。この倍率を乗り越えることができて、初めて競輪選手になるための専門知識や適切なトレーニングを積むことができます。

また、競輪学校に入学するための通信講座や専門学校はないため、競輪選手になるためには日本競輪学校へ合格するしか道はありません。

競輪学校の受験資格

競輪学校に入学するためには、下記に該当する受験資格が必要です。受験するための年齢に上限はありませんが、現時点で入学できた最高年齢は35歳となっています。また、下記条件は一般試験と特別試験のどちらでも必須の条件となっています。

  1. 日本国内に住んでいること
  2. 入学日に17歳以上であること(上限はなし)

更に、特別試験には、「オリンピック大会へ出場し、成績を収めていること」や「世界選手権競技大会に出場し、8位以内の成績を持っていること」などを求められます。これは、競輪界へ強い選手を優遇するための特別な試験だと言えるでしょう。

一般入試では、技能試験と適性試験のどちらかを受ける

競輪学校へ入学するほとんどの受験生は、一般入試を受けます。技能試験と適性試験のどちらかを受けることとなりますが、基本的には適性試験を受けます。技能試験は、自転車競技である程度の成績を持っている受験生を対象としていて、その試験内容も1000メートルのタイムトライアルを1分10秒前後で達成するという非常に厳しい内容です。この数値は未経験者には検討がつきませんが、自転車競技を経験している人でもかなり鍛えないと厳しいタイムです。そのため、他スポーツからの受験生の多くは適性試験を受けます。適性試験では、垂直跳びと背筋力の測定、台上走行試験装置を使用して最高回転数(ケイデンス数)やスピードを測定します。

また、技能試験と適性試験のどちらの受験生にも身体検査と人物考査があります。

これらの試験に合格することで、日本競輪学校へ足を踏み入れることができます。

日本競輪学校へ入学してからも厳しい環境で生活する

日本競輪学校は全寮制のため、既婚者であっても自宅へ帰宅することは認められません。1年間で休みが認められているのは、お盆と年末年始の2回(ともに2週間程度)だけです。

外出に関しても、男女別で隔週の自由時間を決められており、門限を少しでも破れば退学を含む厳しい罰があります。持ち物に関しても、外部と通信ができる機器は全て禁止されていることに加え、タバコや酒、化粧品まで一切禁じられています。

競輪選手は、レースで勝利するためにラインを組んで戦うことも多く、実際の競輪場にも携帯電話の持ち込みなどは禁止されています。過去に通信ができない携帯電話を音楽機器として持ち込んだことで八百長疑惑に発展してしまったことがあるほど、通信機器に対する処罰は重いものです。

気になる授業料は、全額無料です。しかし、食費やウェア代、自転車の整備代金は全て自己負担になるため、多くの生徒はJKAという財団法人から貸付けを受けていることが少なくありません。選手たちは、JKAから借り受けた金額を、デビュー後の1年間で得られた獲得賞金額から返済します。

以上の厳しい環境や指導に耐えられず途中退学する生徒もいることから、競輪選手になるためには強靭なメンタルが必要であることも分かります。

日本競輪学校ではとにかく食べなければならない?

日本競輪学校での食事は1日に2回あります。この食事は専門の管理栄養士がバランスも考えて作ってくれるため、味もよく、素晴らしい食事です。しかし、問題なのは質ではなく量です。一般の成人男性が1日に取るべきカロリーは2,000キロカロリーほどです。対して、日本競輪学校で推奨されている摂取カロリーは男子が5,000キロカロリー、女子でさえも4,000キロカロリーです。そして、食べ物に感謝を込めて残すことは絶対に許されていないのです。このようにたくさん栄養を取り、厳しいトレーニングをこなすことで、競輪選手たちは逞しい肉体をつくっているのですね。

*上の画像は、海外のマクドナルドでALLトッピングした5,000キロカロリーのハンバーガーです。選手たちがこれだけのカロリーを毎日摂取していることには、驚きが隠せません。




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