僕の最近のブログを見た友人が哀れに思ったのか、タピオカを買ってくれた。
別のタピオカ通の友人曰く「あれは本物のタピオカで間違いないね」と僕のツイッターにアップした写真を見ていった。
あれほど夢にまでみたタピオカミルクティーに触れた時、黒船来航を思い出した。(勿論まだ生まれていない。)
それほどの衝撃だったのだ。黒いつぶつぶが、太平洋に浮かぶ黒船を連想させた。
これから僕の胃袋は、この、タピオカに、侵略される。
言わなくてもわかった。
タピオカミルクティーを渡された私は、
初デートでいきなりホテル街に連れてこられた女の子みたいになってしまった。
タピオカミルクティーを渡されてから、しばらく蓋にストローを突き刺すことはできなかった。
官能小説の初夜の如く私は慎重にストローを挿した。
挿入後はスムーズにストローが一番奥まで突き刺さった。
慎重に吸い込むと、黒いつぶつぶがぐわんぐわん上がってくる。
止まらない。
口に入る。
思ったよりもちもちしている。
これがタピオカ。
タピオカミルクティー。
おなかにたまる。
とてもたまる。
これがタピオカミルクティー。
食べきるのにとても時間がかかった。
タピオカは食べる難易度が親戚と食べるおせち料理くらい難易度が高い。
タイトルで「僕たちはまだ本当のタピオカを知らない」と書いたが、まだ数あるタピオカ店の中のたった1種類しか飲んでないからだ。
引き続き、令和元年の夏はタピオカのことだけを考えて過ごそうと思う。
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