枯れた花の絵を見た

遠い親戚に画家がいて、絵一つで食べてるおじいさんがいる。最近、そのおじいさんの絵を見る機会があった。絵の技術的な細かいことはわからないけど、何枚か見た絵の中で枯れた花の絵だけが強烈に印象に残った。何枚も何枚も枯れた花の絵を描いていて、そこに引き込まれた。絵の素晴らしさを文章で表現するなんてことは出来ないけれど、枯れた花の絵はとにかく僕を引き付けた。冬になると僕も枯れている。自律神経は乱れまともに動けない、多分枯れていることはそういうことではない。枯れた花に対して何か美しいと思ったり、散り際に見える美学のようなものは花として輝いている時間があるからこそだ。その枯れた花の絵は、ついこの間まで元気に、綺麗に咲き誇っていたように感じてしまい、見る者を、少なくとも私をその場から離さなかった。

 

良い人生だったか、悪い人生だったかは死ぬ直前までわからない。殆どの人間は寿命が来るまで生きる事になる。その間にどんな花を咲かせられるか、どんな種を蒔けるかは自分次第。上手に綺麗な花を咲かせられなくても、枯れ際は案外綺麗になるのかもしれない。

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